カブスの本拠地

 カブスの本拠地：イリノイ州シカゴのリグレー・フィールド

シカゴ・カブス（Chicago Cubs）は、アメリカ・メジャーリーグ（MLB）に所属する歴史ある球団で、本拠地はイリノイ州シカゴにある**リグレー・フィールド（Wrigley Field）**です。このスタジアムは、MLBでも最も古い球場の一つとして知られ、その独特の雰囲気と伝統が多くのファンを魅了しています。この記事では、カブスとリグレー・フィールドの魅力について詳しく解説します。

シカゴとカブスのつながり

シカゴは、アメリカ中西部最大の都市であり、経済、文化、スポーツの中心地です。シカゴ・カブスは、1876年に創設され、長い歴史を持つ球団です。地元の人々からは「Cubbies（カビーズ）」の愛称で親しまれ、シカゴの北側を拠点としています。

カブスは、2016年に108年ぶりにワールドシリーズを制覇し、その歴史的な勝利で世界中の注目を集めました。この勝利は、シカゴ市民にとって忘れられない瞬間となり、カブスの存在は単なる野球チーム以上の意味を持っています。

リグレー・フィールドの概要

リグレー・フィールドは、1914年に建設され、カブスの本拠地として1920年から使用されています。この球場は、MLBでフェンウェイ・パーク（ボストン・レッドソックスの本拠地）に次いで2番目に古い球場です。

リグレー・フィールドの特徴

1. アイビーの壁
   外野フェンスを覆うツタ（アイビー）は、リグレー・フィールドを象徴する特徴の一つです。この緑の壁は、他のどの球場にもない独特の雰囲気を生み出しています。
2. ルーフトップ・シート
   球場周辺の建物の屋上には観戦席が設けられており、「ルーフトップ・シート」として人気です。これは、球場とその周辺が一体となった特別な観戦スタイルを提供します。
3. 伝統的なスコアボード
   球場のセンターには、手動で操作されるスコアボードが設置されています。このクラシックなスコアボードは、モダンなデジタル技術が普及している中でも変わらず使用され、ファンに懐かしさと特別な体験を提供します。
4. シカゴの街との一体感
   リグレー・フィールドは、シカゴの住宅地「リグレー・ビル地区」に位置しており、街の中に溶け込んだ球場として独特の魅力を持っています。

試合観戦の楽しみ方

リグレー・フィールドでの試合観戦は、単なる野球観戦にとどまりません。この球場では、以下のような楽しみがあります：

• リグレー・ビル周辺の散策
  試合前後には、球場周辺のバーやレストランで地元の雰囲気を楽しむことができます。
• 「7th Inning Stretch」の伝統
  カブスの試合では、7回裏の攻撃前に「Take Me Out to the Ballgame」という歌を全員で歌うのが伝統です。この参加型の応援スタイルは、ファンにとって特別な体験となります。
• ユニークな球場ツアー
  試合がない日には、リグレー・フィールドの歴史や裏側を学べるツアーに参加することもできます。ベンチやロッカールームを見学できるこのツアーは、野球ファンにはたまらない魅力です。

アクセスと周辺情報

リグレー・フィールドは、シカゴの公共交通機関「CTA（Chicago Transit Authority）」の赤いライン（Red Line）を利用することで簡単にアクセスできます。最寄り駅は「Addison Station」で、駅から球場まで徒歩ですぐです。

球場周辺には、カフェやショップ、バーが立ち並んでおり、試合前後に観光や食事を楽しむのに最適な場所です。

まとめ

リグレー・フィールドは、単なる野球場ではなく、シカゴの歴史と文化が詰まった特別なスポットです。シカゴ・カブスの試合を観戦することで、この伝統的な球場の雰囲気や、地元ファンとの一体感を体験できます。シカゴを訪れる際は、ぜひリグレー・フィールドでカブスの試合を観戦し、その魅力を肌で感じてみてください。