2025年春、星野源が約6年ぶりに開催する全国ツアー「Gen Hoshino presents MAD HOPE」。このツアータイトルにもなっている“MAD HOPE”とは一体どのような意味を持つのでしょうか?
“MAD HOPE”は、星野源が2023年にNetflixで配信されたトーク番組『LIGHTHOUSE』のために書き下ろした楽曲のタイトルです。この番組は、星野源とお笑い芸人の松本人志が対談しながら、人生や仕事について語り合うという内容で、多くの視聴者の共感を呼びました。
また、同年9月にリリースされたEP『LIGHTHOUSE』にも、Louis ColeやSam Gendelといった海外アーティストをフィーチャーしたショートバージョンが収録されており、ファンにとっては馴染みのある楽曲です。
“MAD HOPE”を直訳すると、「狂った希望」や「無謀な希望」となります。しかし、単にネガティブな意味ではなく、逆境の中でも希望を持ち続けること、あるいは理屈では説明できないほど強い希望を指している可能性が高いです。
“mad”という単語は、「狂気的な」という意味だけでなく、「熱狂的な」「情熱的な」というポジティブなニュアンスを持つこともあります。そのため、“MAD HOPE”は「常識では考えられないほど強い希望」や「諦めずに持ち続ける希望」といった意味合いで解釈できるでしょう。
MAD HOPEの意味は「狂った希望」と言うことになります。
結論から言うと、「MAD HOPE」は英語圏で一般的なフレーズではなく、あまり見かけません。ただし、意味としては英語として成立し、文脈次第では理解できなくはありません。
日本語でも「狂った希望」と言う言葉を聞いたなら、文法的には確かに正しいですが、「?」となりすよね。
結論:「MAD HOPE」はネイティブが普段使うフレーズではないが、意味は通じる。
若者向けのメンタルヘルスや自殺予防の教育プログラムの名称で「MAD HOPE Curriculum」というものが実際にアメリカにあります。
「MAD HOPE Curriculum」=「Making A Difference HOPE Curriculum」の略
「MAD HOPE Curriculum」とは?
MAD = Making A Difference(変化をもたらす)
HOPE = 希望
内容: メンタルヘルスや自殺予防に関する3時間のインタラクティブプログラムで、中学・高校で教えられることが多い。
目的: 生徒が精神的健康を理解し、スキルを身につけることで、周囲の人の助けになれるようにする。
この意味での「MAD HOPE」は、特定の教育プログラムに関連して使われているため、一般的な英語表現として広く使われているわけでありません。
星野源さんもしくはその関係者がどこかでこの名MAD HOPEというフレーズを見た可能性があるかと思います。
このタイトルが全国ツアーの名前になったことで、星野源が2025年のツアーを通じて、どんなメッセージを届けようとしているのかが気になります。約6年ぶりの全国ツアーということもあり、ファンにとっては待望のイベントです。
今回のツアービジュアルも、写真家・川島小鳥とアートディレクター・藤田裕美が手がけ、星野源の世界観を見事に表現しています。「MAD HOPE」という言葉が持つ意味を考えながら、ツアーのコンセプトや楽曲に注目するのも楽しみ方の一つになりそうです。
2025年5月15日の愛知・Aichi Sky Expoを皮切りに全国7ヵ所で開催される「Gen Hoshino presents MAD HOPE」。タイトルに込められた意味を考えながら、星野源の音楽とパフォーマンスを楽しみましょう!