2025年シーズン、横浜DeNAベイスターズは外国人選手の補強を進め、戦力の底上げを図っています。投打において即戦力となる選手を獲得し、リーグ優勝を目指すチームの大きな力となることが期待されています。本記事では、今シーズンの支配下登録選手および育成選手の一覧と、彼らの特徴や期待される役割について詳しく紹介します。
ベイスターズはこれまで助っ人外国人選手の活躍に支えられた歴史を持ち、特に強打者や剛腕投手がチームの成功に大きく貢献してきました。2025年シーズンも、助っ人外国人選手のパフォーマンスがチームの順位を左右する大きな要因となるでしょう。今シーズンは特に、ブルペンの補強と打線の厚みを増すための外国人選手が多く獲得されています。
背番号 | 選手名 | ポジション | 生年月日 | 備考 |
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21 | トーマス・ハッチ | 投手 | 1994年9月29日 | 新加入。2024年はMLBでリリーフとして活躍し、速球とカーブを駆使するスタイル。先発・中継ぎの両方で起用される可能性がある。安定した制球力と強気の投球が持ち味。 |
42 | タイラー・オースティン | 外野手 | 1991年9月6日 | 2020年から在籍。パワーヒッターであり、主にクリーンアップを務める。故障がちだが、健康ならば主軸として活躍が期待される。右方向への長打力にも定評があり、守備の向上も課題となる。 |
48 | フランク・シュウィンデル | 内野手 | 1992年6月29日 | 新加入。2024年はMLBシカゴ・カブスでプレー。コンタクト率が高く、中軸を担う打者として期待される。特に対変化球の対応力が評価されており、日本の投手に対する適応がカギとなる。 |
59 | J.B.ウェンデルケン | 投手 | 1993年3月24日 | 新加入。MLBでのリリーフ経験が豊富で、速球と変化球のコンビネーションが持ち味。セットアッパーやクローザー候補として注目される。登板過多になりやすいが、球威と制球力を武器に信頼を勝ち取ることが求められる。 |
99 | フィル・クライン | 投手 | 1989年10月30日 | かつてNPBでの経験があり、2025年に再加入。長身から繰り出すストレートとスプリットが武器で、先発ローテ入りが期待される。過去の日本での経験を活かし、安定した成績を残せるかがポイント。 |
背番号 | 選手名 | ポジション | 生年月日 | 備考 |
115 | ルイス・カスティーヨ | 投手 | 2005年5月12日 | 2024年から在籍。150km/h超の速球を投げる若手右腕。将来の先発候補として期待される。球速だけでなく変化球の精度向上が求められる。 |
122 | ロナルド・グスマン | 内野手 | 1994年10月9日 | 2024年から在籍。MLB経験があり、守備の安定感が評価されている。バッティングの向上が課題。特に対右投手への適応がカギとなる。 |
128 | クリスチャン・サンタナ | 内野手 | 2003年7月15日 | 2024年から在籍。パワーヒッターとしての素質があり、将来のクリーンアップ候補として期待される。身体能力が高く、守備力向上にも期待がかかる。 |
2025年のベイスターズは、新戦力の外国人選手を加え、チームの戦力を強化しました。特に投手陣の補強が顕著であり、リリーフ陣の安定化が期待されます。ウェンデルケンやハッチがブルペンの柱として機能すれば、試合終盤の勝負強さが増すでしょう。また、先発陣ではフィル・クラインの復帰が話題となっており、日本野球での経験を活かしたピッチングが期待されます。
打線ではオースティンとシュウィンデルが中軸を務め、チームの得点力向上に貢献するでしょう。特にシュウィンデルはコンタクトヒッターとして、日本の投手への適応が期待されています。オースティンの健康状態がシーズンを通して維持されれば、得点力はさらに向上するでしょう。
また、育成選手にも将来有望な選手が揃っており、彼らの成長がチームの未来を左右する要因となりそうです。ルイス・カスティーヨは次世代のエース候補として育成が進められ、グスマンやサンタナも支配下登録を目指して成長を続けています。
2025年シーズン、ベイスターズの外国人選手たちがどのような活躍を見せるのか、シーズンを通して注目が集まります。これらの選手の活躍が、チームを優勝争いに導く鍵となることでしょう。
横浜DeNAベイスターズの外国人選手に関するトリビアをいくつかご紹介します。
1. ロバート・ローズ:右打者最高打率とサイクルヒットの達成者
ロバート・ローズ選手は、1999年に打率.369を記録し、当時の右打者最高打率を樹立しました。また、同年には史上最多となる3度目のサイクルヒットも達成しています。
2. カルロス・ポンセ:愛称「マリオ」で親しまれた強打者
カルロス・ポンセ選手は、口ひげが特徴的で、ゲームキャラクターのマリオに似ていることから「マリオ」の愛称で親しまれました。1987年には打点王、1988年には本塁打王と打点の2冠王を獲得するなど、チームの主力打者として活躍しました。
3. ジョン・シピン:個性的な風貌でファンを魅了
ジョン・シピン選手は、長髪とひげが特徴的で、その風貌から「ライオン丸」の愛称で親しまれました。1972年から大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に在籍し、守備でもゴールデングラブ賞を受賞するなど、多方面で活躍しました。
4. ナイジャー・モーガン:日本文化を取り入れたパフォーマンス
ナイジャー・モーガン選手は、2013年にベイスターズでプレー。ヒーローインタビューでタレントの柳沢慎吾さんの決め台詞である「アバヨ!」を叫ぶなど、日本のファンに対するサービス精神旺盛なパフォーマンスで人気を博しました。
5. ユリエスキ・グリエル:キューバの至宝が横浜に上陸
ユリエスキ・グリエル選手は、キューバ政府の管理下で日本のプロ野球チームと契約を結ぶことが許可された初期の選手の一人で、2014年にベイスターズに入団しました。その際、球団は「最強打者/グリエル/横浜上陸」と銘打ったキャンペーンを大々的に実施し、ファンの期待感を高めました。