2026年3月に開幕する第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC2026)は、世界中の野球ファンにとって特別なイベントです。中でも「野球が国民的スポーツ」とされるプエルトリコ代表は、強豪国として毎大会高い注目を集めています。2026年のWBCではどんな選手がブエルトリコ代表のメンバーに加わるのでしょうか?
過去2度の準優勝という実績を持ちながらも、まだWBC制覇のタイトルには届いていないプエルトリコ。今回はその戦力・注目選手・過去の歩み・戦術面・今大会の展望など、あらゆる視点から徹底的に紹介します。
プエルトリコはカリブ海に位置するアメリカ自治領。人口はわずか300万人程度ですが、WBCやMLBでは多数のスター選手を輩出しており、「人口あたりのメジャーリーガー数」では世界一とも言われています。
特に野球は国技とも言える人気スポーツであり、少年時代から野球ボールを追いかけた少年たちがMLBで活躍する姿は、プエルトリコの誇りとなっています。
大会年 | 成績 | 備考 |
---|---|---|
2006年 | 2次ラウンド敗退 | 地元開催で好調も惜しくも敗退 |
2009年 | 2次ラウンド敗退 | アメリカと激戦を展開 |
2013年 | 準優勝 | ドミニカ共和国に敗れ2位 |
2017年 | 準優勝 | アメリカとの決勝で涙 |
2023年 | 準々決勝敗退 | メキシコに逆転負け |
2013年と2017年の2大会連続準優勝は特に印象的でした。**カリスマ的リーダーであるヤディアー・モリーナ(当時捕手)**がチームを率い、「Team Rubio(髪を金髪に染める儀式)」などのパフォーマンスも世界中で話題に。
プエルトリコ代表は、「スモールボールとパワー野球の融合」が魅力。以下の点が戦術面での強みです。
特に国際大会では「短期決戦型の戦術」が求められるため、こうしたチームカラーはWBCにマッチしています。
野球センスに溢れたプエルトリコの宝。キャプテンシーも抜群で、守備・打撃・走塁すべてでハイレベル。若手選手への影響力も大きく、チームの精神的支柱。
圧倒的なパワーと華のあるプレーで魅了するスター内野手。大会ではリンドーアとの共演が注目されるポイント。
世界トップクラスのクローザー。2023年大会ではセレブレーション中の怪我で離脱という悲劇もあったが、2026年の復活が期待される。
経験豊富な先発陣のリーダー。WBCでは安定感が求められる中で、彼の投球は勝敗を左右する存在に。
ポジション | 選手名 | 所属チーム |
SP | ホセ・ベリオス | ブルージェイズ |
RP | エドウィン・ディアス | メッツ |
C | マーティン・マルドナード | FA(2026年時点予想) |
1B | ホセ・ミランダ | ツインズ |
2B | ジャズ・チザム Jr. ※母がプエルトリコ系 | マーリンズ |
SS | フランシスコ・リンドーア | メッツ |
3B | エマニュエル・リベラ | Dバックス |
LF | エディ・ロサリオ | ナショナルズ |
CF | キケ・ヘルナンデス | ドジャース |
RF | ヘンリー・ラモス | FA |
DH | カルロス・コレア | ツインズ |
※あくまで2026年の選出予想のメンバ-であり、MLBでの成績・健康状態により変動あり。
プエルトリコには次世代のスター候補も多くいます。
彼らが代表メンバーとなれば、新たな時代の幕開けとも言えるでしょう。
プエルトリコのファンは「世界一熱い」と言われるほど情熱的。ホームゲームのような応援をアメリカ本土や日本でも繰り広げ、スタンドがカーニバル化することも。
また、金髪染めなどの選手間の“お祭り文化”も健在で、試合以外のエンタメ要素も魅力のひとつです。
プエルトリコが2026年WBCで初優勝を果たすには、以下の3点が重要になります。
これらをクリアすれば、ついに「悲願の世界一」が見えてきます。
プエルトリコ代表は、実力・人気・情熱の三拍子が揃った世界屈指の野球チームです。準優勝の雪辱を晴らすために、WBC2026はまさに“運命の大会”。
現役MLBスターの参戦や、若手の台頭、そして熱狂的なファンによる後押しが重なれば、2026年は「プエルトリコ元年」になるかもしれません。
WBC2026では、プエルトリコ代表の戦いに目が離せません!