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高見千咲・経歴

高見千咲・経歴

高見千咲市議の経歴|学歴・職歴・を紹介

兵庫県姫路市を拠点に活動する高見千咲(たかみ・ちさき)市議は、2023年の市議会選挙で初当選した無所属の若手政治家です。SNSを活用した斬新な情報発信スタイルと、率直な物言いで市民の注目を集める一方、投稿内容をめぐり大きな議論を呼び、議会から「辞職勧告決議」を受けるという異例の展開を見せました。

本記事では、高見市議のこれまでの歩みを「学歴」「職歴」「政治活動」「騒動の経緯」などを交えながら、時系列に沿って詳しく解説します。


🧒1995年1月21日|兵庫県姫路市に生まれる

高見千咲さんは、兵庫県姫路市飾磨区御幸町の出身。家族は地元密着型の商売をしており、母方の祖父母が運営していた貸衣装店「たじま屋」は地域の行事やお祝いごとに欠かせない存在でした。

このような地域社会に根ざした環境で育ったことが、のちの市政への関心や「まちづくり」への思いに大きく影響したと考えられます。


🏫2001年〜2007年|姫路市立安室小学校

安室小学校では、和太鼓クラブに所属。地元の夏祭りや敬老会で演奏を披露するなど、地域とのふれあいが日常の中にありました。小学生の頃から人前で話すことや表現することに興味を持っていたと語っています。


🎒2007年〜2010年|姫路市立安室中学校

中学2年生のとき、不登校を経験。精神的に不安定な時期を経て、担任の先生の献身的なフォローによって学校に戻ることができました。このとき感じた「誰かが寄り添ってくれることの大切さ」が、彼女の政治観の根幹になったとも言えます。

またこの頃から、社会問題への関心を持ち始め、ジェンダーや教育の格差などについても考えるようになったと後に語っています。


📚2010年〜2013年|姫路市立琴丘高校(国際文化科)

琴丘高校では国際文化科に進学。放送部に所属し、朗読、スピーチ、ニュース発表、ディベート大会などで活躍。表現力を高めると同時に、国際的な問題意識も育てました。

高校2年生のとき、アメリカ・ワシントン州のリッチランド高校へ短期留学。現地では英語によるプレゼンテーションに挑戦し、アメリカの政治や教育現場に触れたことが「政治の道を志す一歩になった」と語っています。


🌍2013年〜2017年|関西外国語大学外国語学部

大学では英語や異文化コミュニケーションのほか、社会学、ジェンダー論、国際関係論などを学びました。大学3年次には、ウィスコンシン州にあるベロイト大学(Beloit College)へ長期交換留学。

アメリカでの学生生活では、アジア系アメリカ人のコミュニティ支援活動や、移民問題、環境運動などに参加し、「日本の政治がもっと市民に開かれたものであってほしい」と感じるようになります。


💼2017年〜2021年頃|外資系IT企業に勤務

大学卒業後は大阪の外資系IT企業に就職。BtoBのクラウドセキュリティ製品を扱う営業部門に所属し、法人相手の提案営業を担当。成績は非常に優秀で、年収1,000万円以上を稼ぐまでになりました。

しかし「仕事は楽しいが、このまま自分の人生を“誰かのための商品売り”で終えてよいのか」との疑問が生まれます。そして「生まれ育った姫路のために何かしたい」と強く思うようになり、退職を決意。

その後、フリーランスとして地域イベントやジェンダー啓発プロジェクトなどに携わるようになりました。


🗳️2023年4月|姫路市議会議員選挙に無所属で出馬・初当選

28歳で市議会議員選挙に無所属で挑戦。市政の情報が市民に届いていないことへの問題意識や、不登校支援、女性の社会進出支援などを訴えて戦い、多くの若年層や子育て世代の支持を集め初当選を果たしました。

選挙後もX(旧Twitter)やYouTubeなどを使って議会の裏側や議案の内容を発信し、市民との距離を縮めるスタイルが話題になりました。


💬2024年11月|SNS投稿が炎上、政治倫理審査会が設置

兵庫県知事選挙に絡み、X上で「兵庫県警が特定候補を支持するよう内部で通達していたと聞いた」と投稿。この発言が事実無根だとする兵庫県警の抗議を受け、投稿の削除を要請されましたが応じず。

これにより、姫路市議会内に政治倫理審査会が設けられ、「政治倫理に反する行為」として調査が始まります。


🧾2025年3月26日|辞職勧告決議が市議会で全会一致可決

高見市議が県警からの指摘後も投稿を削除しなかったこと、市民からの陳情に対して「住所と名前を把握している」と投稿した件などが問題視され、「政治倫理条例に違反する」との結論に。

体調不良を理由に審査会を欠席したまま、3月26日、姫路市議会は全会一致で「辞職勧告決議」を可決しました。ただし法的拘束力はないため、自主的な判断が求められました。


📰2025年4月21日|記者会見を開き議員続投を表明

辞職勧告に応じるかが注目される中、4月21日に記者会見を開催。高見市議は「警察関係者から信頼できる筋の情報を得たと判断した」とし、「辞職に値する非はない」と強調。

さらに、「議会内の多数派からの不当な圧力だと感じている」と発言し、自身に対する辞職勧告は“いじめ的構造”だと受け止めていることを明かしました。

5月からの定例委員会で復帰を予定しており、「市民との対話を止めない」と語っています。


✍️まとめ|「共感」と「発信」を武器にする高見千咲市議の今後に注目

高見市議は、若さと行動力、SNSを通じた透明性の高い発信力で、伝統的な地方政治とは異なるスタイルを築いてきました。今回の一連の騒動により、賛否が大きく分かれる存在となっていますが、それだけに議会政治のあり方や情報発信の在り様に一石を投じているとも言えるでしょう。

今後の姫路市議会での活動と、市民との対話の行方が注目されます。

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