高橋英樹(ミュゼ)・経歴
ミュゼ社長・高橋英樹氏とは?
〜波乱万丈の経歴と再建への挑戦を時系列で解説〜
脱毛サロン業界大手「ミュゼプラチナム」。その再建を託された現社長・高橋英樹さんとは一体どのような人物なのか。若き頃からビジネスの世界で多角的に活動し、時にはスキャンダルに見舞われながらも、再び第一線に立った高橋氏の人生を時系列で追いながら、その経歴と展望に迫ります。
🔹1979年〜2000年代:生い立ちとキャリアの始動
- 1979年6月19日:茨城県古河市に生まれる。
- 幼少期・学生時代についての詳細な情報は公にされていないが、一部報道によると、地元の高校を卒業後、大学進学をした可能性もあるとされる。
- 20代初頭から独立志向が強く、不動産や投資関連のビジネスに関わり始めたとみられる。
🔹2010年前後:未公開株事件による逮捕
- 2010年頃:未公開株販売をめぐる詐欺事件に関与し、逮捕・起訴される。
- 一審で有罪判決を受けるも、その後の詳細な処分や服役情報は公開されていない。
- 2025年3月、社員向け説明会の場で「過去に逮捕歴があること」を自ら明かし、「その経験があるからこそ、今人の役に立ちたい」と語った。
- 一般社会への復帰と信頼回復に向け、再起の道を歩み始める。
🔹2017年3月:一般社団法人PDAAの設立
- 「営業スキルを認定する資格制度」の普及を目的とした団体「PDAA(営業能力認定協会)」を設立。
- 自ら理事長に就任し、教育コンテンツ提供や研修会の開催などを展開。
- 法人・個人営業のスキル向上を支援する中で、ビジネススクールや独立支援系の講座も展開。
🔹2022年:複数法人の立ち上げと事業拡大
🏢 ハイブリッジ株式会社(不動産)
- 2022年3月:東京都北区赤羽で不動産開発を主業とする「ハイブリッジ株式会社」を設立。
- 賃貸マンション建設を皮切りに、不動産投資・売買などへ事業拡張。
- 高級志向の物件開発に力を入れ、デザイン性や立地条件を重視したプロジェクトを展開。
🍽 合同会社和牛の神様(飲食)
- 同月、「和牛の神様」という名称の合同会社を設立。
- 高級焼肉店「もりたなか」を運営し、メディアでも話題に。
- 食肉流通・ブランド和牛の提供ルート開拓なども行っている。
🔹2023年〜2024年:事業統括とミュゼ支援へ
株式会社英門舎(えいもんしゃ)
- 2024年6月:これまで手がけてきたPDAA、和牛の神様、ハイブリッジなどの企業群を傘下におく統括会社「株式会社英門舎」を設立。
- 代表取締役として各事業の横断的経営に注力し、M&A・再建型投資の機会を模索。
グローバルブリッジファンド合同会社(GBF)
- 2024年8月:投資ファンドGBFを通じて、経営危機にあった「ミュゼプラチナム」の再建支援に本格参入。
- GBFがMPH株式会社(ミュゼ運営会社)の筆頭株主となり、経営支援・資金注入を開始。
- 当初は「支援者」という立場だったが、後に社長へ就任するに至る。
🔹2025年:ミュゼ社長として表舞台へ復帰
経営混乱と株主総会
- 2025年2月:ミュゼプラチナムでは給与未払い・内部対立などが表面化。
- 臨時株主総会にて旧経営陣が解任されるが、一部報道では“乗っ取り”との見方も。
- 裁判所の判断により旧経営陣の正当性が認められ、高橋氏を中心とする体制が復権。
MPH株式会社 社長に就任
- 2025年3月31日:正式にMPH株式会社の代表取締役に就任。
- 同日、全社員に向けた説明会を実施。「会社の透明性と再建」を掲げ、事業の立て直しを宣言。
- 再建策として、FC制度の導入・ミュゼの移動式脱毛サービスなど、新機軸を打ち出している。
🔹現在の取り組みと展望(2025年4月現在)
- ミュゼの営業再開に向け、従業員の雇用回復と給与支払いを優先事項として表明。
- 従業員向けに「一部給与の仮払い」を検討する案を公表。
- 「1人でも多くの従業員と顧客に信頼を取り戻したい」と語っており、個人のSNSでも再建意欲をアピール。
- 複数の事業法人を通じ、再生事業のノウハウと資金を連動させて支援中。
✍️ まとめ:信頼回復への道のり
高橋英樹氏の経歴は、成功と挫折を繰り返す波乱の道でした。未公開株事件での過去を経て、複数の企業を立ち上げ、飲食・不動産・教育といった多様な分野で再起。現在は、経営再建の最前線で「ミュゼプラチナム」という巨大ブランドの復興に挑んでいます。
彼の再建策が実を結び、かつてのような信頼とサービスが戻ってくるのか。今後の高橋氏とミュゼの動向から目が離せません。