シカゴ・カブス・意味と由来

March 17, 2025 スポーツ

シカゴ・カブス・意味と由来

Cubsの意味

Chicago CubsのCUBS(カブス）どういう意味？

シカゴ・カブスは、その長い歴史と伝統を誇るアメリカのプロ野球チームです。メジャーリーグベースボール（MLB）のナショナルリーグ中地区に属しています。チーム名「カブス」には興味深い歴史があり、その由来は多くのファンや野球愛好家にとって魅力的な話題となっています。この記事では、シカゴ・カブスの「カブス」という名前の意味と、チーム名の歴史について詳しく解説していきます。Cubs(カブス）にはどのような意味があるのでしょうか？

チームの起源

シカゴ・カブスの起源は1870年代まで遡ります。初期の名前は「ホワイトストッキングス」で、後に「コルツ」や「オーファンズ」といった名前で知られるようになりました。これらの名前は、当時のチームの特徴や状況を反映していましたが、現在の「カブス」という名前に定着するまでにはいくつかの変遷がありました。

「カブス」の名前の由来-カブスはなぜ熊？

「カブス」という名前が公式に採用されたのは1903年のことです。この名前の由来には複数の説がありますが、最も広く受け入れられているのは、チームが若く活力に満ちた選手たちで構成されていたことから、若い熊を意味する「カブス」（Cubs）という愛称がついたというものです。この名前は、チームの若さと可能性を象徴するものとして、ファンやメディアによってすぐに受け入れられました。

チーム名の象徴性

「カブス」という名前は、単にチームの年齢構成を表すだけでなく、新しい始まり、成長の可能性、そして未来への希望を象徴しています。野球というスポーツは、絶えず進化し、新しい才能が開花する場であり、カブスという名前はその精神を捉えています。また、シカゴの街とその住民との強い絆を象徴するものともなっており、多くのファンはチーム名に誇りを持っています。

チーム名の影響

「カブス」という名前は、チームのアイデンティティに大きな影響を与えています。マスコットやロゴ、ユニフォームなどのチームの象徴は、この愛称を反映したデザインになっています。また、チームのスローガンやファン文化にも、「カブス」の精神が息づいています。ファンは「カブス」という名前を通じて、チームの歴史、文化、そして野球に対する情熱を共有しています。

まとめ

シカゴ・カブスの「カブス」という名前には、単なる愛称以上の意味があります。この名前は、チームの起源、成長の歴史、そして未来への期待を表しています。また、ファンとチームの間の強い絆の象徴ともなっており、野球界におけるその独自性と伝統を示しています。シカゴ・カブスという名前は、スポーツチームの名前としては珍しいほど強いアイデンティティを持ち、野球ファンにとって特別な存在であり続けています。

シカゴカブスに関するトリビア

1. “カブス”の由来

元々は「シカゴ・ホワイトストッキングス」という名前だったが、1890年代に「コルツ」→「オーファンズ」と変遷。1902年、若い選手が多かったことから新聞記者が「カブス（Cubs＝子熊）」と呼び、それが定着した。

2. 108年ぶりのワールドシリーズ優勝（2016年）

2016年にワールドシリーズを制覇するまで、最後の優勝は1908年。これはメジャー史上最長の「優勝できなかった期間」となっていた。
この間に「山羊の呪い（Billy Goat Curse）」や「バートマン事件」など、カブスにまつわる数々のジンクスが語られた。

3. “山羊の呪い”（Billy Goat Curse）

1945年のワールドシリーズで、ビリー・ゴート・タヴァーンのオーナーが「山羊を球場に入れるのを拒否された」ことを怒り、「カブスは二度と優勝できない」と呪ったと言われている。
以降、カブスは何度も優勝争いをしながら敗北を繰り返し、「呪い」とされるようになった。

4. “バートマン事件”（Steve Bartman Incident, 2003年）

2003年のナ・リーグ優勝決定戦（対マーリンズ戦）で、カブスがリードしていた8回、ファウルボールをカブスファンのスティーブ・バートマンがキャッチし、カブスの外野手が捕れなかった。この後、カブスは崩れて逆転負けし、呪いの一つとされた。
2016年の優勝後、カブス球団はバートマンに公式チャンピオンリングを贈った。