ジャニーズ事務所は、2023年10月に、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、社名を「SMILE-UP.」に変更しました。そして、今後は、タレントのマネジメントや育成業務を担う新会社を設立し、将来的に「SMILE-UP.」を廃業する予定です。
この新会社の名前が、2023年12月7日に「Starto」に決定したことが昨日発表されました。
早速この社名の由来について会社側からも「スター」と日本語の「と」の組み合わせで「スターと(一緒に来へ向かう)」との意味だと発表がありましたね。
最初はカタカナのスタートという言葉が元々のネーミングの候補だった可能性が高いかと思われます。
この社名には、ただ単に「スターと(一緒に来へ向かう)」の他にどのような意味と意図が込められているのでしょうか。
まず、意味としては、ジャニーズ事務所が過去を払拭し新たなスタートを切る決意を込めたものと考えられます。
「Starto」は、英語の「start」と「star」を組み合わせた造語共言えます。「start」は「始まり」「出発」を意味し、「star」は「星」「スター」を意味します。つまり、「Starto」は「新たな始まり」、「新たなスターの誕生」を意味すると考えられます。
発表によるとToは日本語の「と」とのことですがStart to で「 ~し始める」という意味がありstart はtoと一緒に使われることが多いことと、toには「~にとっては」と言う意味があることから「応援してくれるファンのみんなにってのスター」といった思いを込めることもで来ます。
またToはTwoとも同じ発音ですので、新たなスタート、つまり旧ジャニーズにとって第二の人生、ジャニーズ・第二章と言ったニュアンスも持つことが出来てぴったりのネーミングとも言えます。
ジャニー喜多川氏の性加害問題は、ジャニーズ事務所に大きなダメージを与えました。その中で、新たなスタートを切るために、社名を変更し、新会社に新たなイメージを与えたかったのでしょう。
また、新たなスターの誕生を期待する思いも込められていると考えられます。
ジャニーズ事務所は、これまで多くのスターを輩出してきました。今後も、新たなスターを誕生させ、日本のエンターテインメント界を盛り上げていきたいという思いが込められているのでしょう。
さらに、ファンのみんなに向けたメッセージも込められていると考えられます。
ただ、残念なことにStartoは英語圏の人にとっては不自然極まりない言葉です。さらに日本人が、例えば It をイット(Itto)と発音したりすることからStart のようにTで終わる単語の後にOをつけてStartoとすると、tの発音がtoになってしまう日本人の発音を揶揄した(バカにしたの意味)かのようなニュアンスが出てきてしまいます。
「Starto」という社名は、ファンのみんなの応援を受けて、新たなスタートを切るのだという意志表明であると言えるでしょう。
ジャニーズ事務所は、新たなスタートを切るために、社名を「Starto」に変更しました。この社名には、新たなスタートを切る決意、新たなスターの誕生を期待する思い、ファンのみんなに向けたメッセージが込められていると考えられます。今後の「Starto」の活躍に期待しましょう。