2025年のMLBシーズン、大谷翔平選手の活躍はもちろんのこと、彼が発信源となったあるユニークなポーズにも注目が集まっています。それが、「デコルテ・ポーズ」。スポーツの世界ではパフォーマンス後の“決めポーズ”が一種の文化となりつつありますが、大谷のこの仕草がドジャースのチーム内外で流行っています。
このポーズはもともと、大谷が出演する**化粧品ブランド「コスメデコルテ」**のCMから生まれたものです。彼がCM内で、美容液を2本の指で顔の目元から外へなじませるように滑らせる動作が印象的で、多くの視聴者の記憶に残っていました。
このCMの仕草を模した「デコルテ・ポーズ」が、ある日を境にドジャースのベンチで祝福の合図として使われ始め、今ではチームのセレブレーションの一環として定着しつつあります。
デコルテポーズが注目されたのが、2025年4月7日(日本時間8日)に行われたナショナルズ戦での場面。大谷選手はこの日、「1番・指名打者」として出場し、4打数3安打(1本塁打)、1四球、2打点という文句なしの成績を記録。3回の打席で放ったホームランは、打球速度164キロ、飛距離115.2メートルという圧巻の一撃でした。
そして、その本塁打の直後。ダイヤモンドを一周する途中で大谷自身がデコルテ・ポーズを披露。テレビカメラや観客席のファン、さらにはSNS上でもこの瞬間が大きく取り上げられ、「可愛すぎる」「おもしろい」といった声が続出しました。
このポーズが特別なのは、大谷個人のルーティンにとどまらず、チーム全体の雰囲気づくりに貢献している点です。本人もこの現象についてこう語っています:
「いじられて盛り上がる分には、良いんじゃないかなと思う。それができるのは、たくさんみんなが打っている証拠なので、良い雰囲気です」
つまり、デコルテ・ポーズが頻繁に出るということは、それだけヒットやホームランが多く、チームが好調である証拠。これがさらにポジティブなムードを呼び込み、選手たちの士気向上にもつながっていると考えられます。
SNS上でも「#デコルテポーズ」や「#大谷ポーズ」などのハッシュタグがトレンド入りし、試合のたびに動画やGIFが投稿されるなど、一種のムーブメントになりつつあります。野球ファンだけでなく、CMを見た層や美容に興味がある人々まで巻き込み、思わぬかたちで大谷の影響力が広がっています。
また、若い世代のファンの間では「文化祭でみんなでやろう」「応援うちわにデコルテポーズを描いた」など、球場を超えた広がりも生まれています。
実はドジャースには、過去にもチーム内で流行したセレブレーションポーズがあります。その代表が、キケ・ヘルナンデス選手の「Kikéポーズ」。ヒップロックの姿勢からヒザを高く上げる動作で、元はトレーニング由来でしたが、やがて勝利の象徴のような扱いに。
今回の「デコルテ・ポーズ」は、それに続く**新たな“勝利のサイン”**として定着する可能性を秘めており、ドジャースファンにとっても「今年の象徴的なポーズ」として記憶に残るかもしれません。
「デコルテ・ポーズ」は大谷翔平のCMが発端
チーム内の祝福パフォーマンスとして急速に浸透
本人も「いじられて盛り上がるのは良いこと」と前向き
チームの調子が良い証としても機能し、好循環を生んでいる
SNSでも話題沸騰、ファン層拡大中
ドジャースの新たな“定番ポーズ”になる可能性も大
今後も試合中にこのポーズが登場するたびに、スタジアムの盛り上がりはさらにヒートアップすることでしょう。果たして、今シーズン終了時には「デコルテ・ポーズ」がどのような“伝説”となって語り継がれているのか、楽しみです!