ドジャースの有名選手
ロサンゼルス・ドジャースの注目有名選手たち
ロサンゼルス・ドジャースは、MLBを代表する強豪チームとして、多くの有名選手が活躍してきました。2025年シーズンに向けて、大谷翔平やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンといった主力に加え、新たにブレイク・スネルや佐々木朗希、タイラー・グラスノーなどの実力派選手が加わり、さらなる戦力強化が図られています。
本記事では、「ドジャースの有名選手」というテーマで、2025年シーズンにおける注目のスター選手を詳しく紹介します。
1. 大谷翔平(Shohei Ohtani)
プロフィール
- ポジション: 指名打者(DH)、投手(2024年は投手として登板なし)
- 投打: 右投左打
- 生年月日: 1994年7月5日(30歳)
- 出身地: 日本・岩手県
- 加入経緯: 2023年オフにロサンゼルス・エンゼルスからFAでドジャースと10年総額7億ドル(約1050億円)契約
特徴
- MLB史上類を見ない二刀流選手として活躍。
- 2023年にはア・リーグMVPを受賞し、打者としても本塁打王(44本)を獲得。
- 2024年はトミー・ジョン手術の影響で投手としての登板はなし。
- 2025年以降、再び二刀流としての復活が期待されている。
2. ムーキー・ベッツ(Mookie Betts)
プロフィール
- ポジション: 右翼手、二塁手、遊撃手
- 投打: 右投右打
- 生年月日: 1992年10月7日(32歳)
- 出身地: アメリカ・テネシー州
- 加入経緯: 2020年にボストン・レッドソックスからトレードで移籍
特徴
- 走攻守すべてに優れた選手で、2020年にはドジャースをワールドシリーズ優勝に導いた。
- 外野手としてゴールドグラブ賞を受賞してきたが、2024年から内野(主に二塁・遊撃)でもプレー。
- 2024年は打率.307、39本塁打、107打点とキャリア最高のシーズンの一つを記録。
3. フレディ・フリーマン(Freddie Freeman)
プロフィール
- ポジション: 一塁手
- 投打: 右投左打
- 生年月日: 1989年9月12日(35歳)
- 出身地: アメリカ・カリフォルニア州
- 加入経緯: 2022年にアトランタ・ブレーブスからFAで移籍(6年総額1億6200万ドル)
特徴
- ミート力と長打力を兼ね備えた一塁手で、安定した打撃成績を誇る。
- 2024年には球団新記録となる59本の二塁打を記録し、シーズン200安打を達成。
- 過去にはナ・リーグMVP(2020年)も受賞している。
4. ウィル・スミス(Will Smith)
プロフィール
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 生年月日: 1995年3月28日(29歳)
- 出身地: アメリカ・ケンタッキー州
- 加入経緯: 2016年ドラフト1巡目指名(ドジャース)
特徴
- 強肩かつリード面でも優れた捕手でありながら、打撃力も高い。
- 2023年にはキャリアハイの打率.263、19本塁打、76打点を記録。
- 2024年オフにドジャースと10年の大型契約を結び、正捕手としての地位を確立。

5. タイラー・グラスノー(Tyler Glasnow)
プロフィール
- ポジション: 先発投手
- 投打: 右投右打
- 生年月日: 1993年8月23日(31歳)
- 出身地: アメリカ・カリフォルニア州
- 加入経緯: 2023年12月、タンパベイ・レイズからトレードで移籍
特徴
- 203cmの長身から繰り出す最速100マイル(約161km/h)の速球と鋭いカーブが武器。
- 2024年シーズンは22試合に先発し、9勝6敗、防御率3.49、134イニングで168奪三振。
- 2024年8月に右肘の故障でシーズン終了、2025年の復帰が待たれる。
6. ブレイク・スネル(Blake Snell)
プロフィール
- ポジション: 先発投手
- 投打: 左投左打
- 生年月日: 1992年12月4日(32歳)
- 出身地: アメリカ・ワシントン州
- 加入経緯: 2024年オフ、FAでドジャースと契約
特徴
- 2018年と2023年にサイ・ヤング賞を受賞した実力派左腕。
- 2023年はサンディエゴ・パドレスで防御率2.25、14勝9敗を記録。
- 2025年シーズンはドジャースのエースの一人として期待されている。
7. 佐々木朗希(Roki Sasaki)
プロフィール
- ポジション: 先発投手
- 投打: 右投右打
- 生年月日: 2001年11月3日(23歳)
- 出身地: 日本・岩手県
- 加入経緯: 2025年1月、千葉ロッテマリーンズからポスティングで移籍
特徴
- 2022年にNPBで完全試合を達成した日本屈指の速球派投手。
- 最速165km/hの直球とスプリットが武器。
- メジャー1年目となる2025年シーズンでの活躍に期待。
8. テオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)
プロフィール
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投右打
- 生年月日: 1992年10月15日(32歳)
- 出身地: ドミニカ共和国
- 加入経緯: 2025年1月、FAでドジャースと契約
特徴
- 長打力があり、2021年にはトロント・ブルージェイズで32本塁打、116打点を記録。
- 2024年はシアトル・マリナーズでプレーし、26本塁打、93打点をマーク。
- ドジャースの外野陣の一角として活躍が期待される。
9.タナー・スコット(Tanner Scott)
プロフィール
- ポジション: 救援投手
- 投打: 左投右打
- 生年月日: 1994年7月22日(30歳)
- 出身地: アメリカ・オハイオ州モガドア
- 経歴:
- ボルチモア・オリオールズ(2017年 – 2021年)
- マイアミ・マーリンズ(2022年 – 2024年)
- サンディエゴ・パドレス(2024年)
- ロサンゼルス・ドジャース(2025年 – )
特徴
- 球種: 最速100マイル(約161km/h)を超える速球と鋭いスライダーを武器とするパワーピッチャー。
- 成績:
- 2024年シーズンはマーリンズとパドレスで計72試合に登板し、9勝6敗、11ホールド、22セーブ、防御率1.75を記録。
- 通算では383試合に登板し、31勝24敗、67ホールド、55セーブ、防御率3.56。
- 対大谷翔平選手: レギュラーシーズン通算で9打数1安打、2024年の地区シリーズでは4打席連続三振と、大谷選手を抑え込む実績があります。
10.カービー・イェーツ(Kirby Yates)

プロフィール
- ポジション: 救援投手
- 投打: 右投左打
- 生年月日: 1987年3月25日(37歳)
- 出身地: アメリカ・ハワイ州リフエ
- 経歴:
- タンパベイ・レイズ(2014年 – 2015年)
- ニューヨーク・ヤンキース(2016年)
- ロサンゼルス・エンゼルス(2017年)
- サンディエゴ・パドレス(2017年 – 2020年)
- アトランタ・ブレーブス(2022年 – 2023年)
- テキサス・レンジャーズ(2024年)
- ロサンゼルス・ドジャース(2025年 – )
特徴
- 球種: 鋭いスプリッターと速球を組み合わせ、打者を翻弄するスタイル。
- 成績:
- 2019年、パドレスで60試合に登板し、41セーブ、防御率1.19を記録し、ナ・リーグのセーブ王に輝く。
- 2024年はレンジャーズで61試合に登板し、7勝2敗、33セーブ、防御率1.17と復活を遂げる。
- 通算では422試合に登板し、26勝21敗、95セーブ、防御率3.17。
ロサンゼルス・ドジャースは、既存のスター選手に加え、2024年オフにさらなる補強を行い、2025年シーズンに向けて戦力を強化しました。大谷翔平、ベッツ、フリーマンといった主軸に加え、グラスノー、スネル、佐々木ら強力な投手陣も揃い、再びワールドシリーズ制覇を狙う態勢が整っています。
過去にドジャーズでプレイした歴代有名選手
ロサンゼルス・ドジャースは、長い歴史の中で数多くの伝説的な選手を輩出してきました。以下はその中でも特に有名な歴代の選手たちの概要です。
- ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson): メジャーリーグでの人種隔離を破った最初のアフリカ系アメリカ人選手であり、1947年にドジャースでデビュー。彼の功績は野球にとどまらず、アメリカの公民権運動においても重要な役割を果たしました。
- サンディー・コーファックス (Sandy Koufax): 1960年代に活躍した左腕の伝説的な投手。彼の圧倒的な投球スキルは今日でも評価されており、特に1963年から1966年の間の成績は驚異的でした。
- ロイ・キャンパネラ (Roy Campanella): 1940年代後半から1950年代にかけてドジャースの捕手として活躍。3度のナショナルリーグMVPに輝くなど、その打撃と守備の才能でチームを支えました。
- ドン・ドライスデール (Don Drysdale): 1950年代から1960年代にかけてドジャースの投手陣を支えた。彼の強力なファストボールは相手打者にとって大きな脅威でした。
- デューク・スナイダー (Duke Snider): 1950年代のドジャースを代表する強打者。彼の長打力はチームの攻撃力を大きく支え、数々の記録を打ち立てました。
野茂英雄とマイク・ピアッツァ
野茂英雄とマイク・ピアッツァは、ロサンゼルス・ドジャースで印象的なコンビを形成しました。野茂は1995年にドジャースでメジャーリーグデビューを果たし、日本からの最初のMLBプレイヤーとして歴史に名を刻みました。彼の力強いフォークボールと驚異的な速球は、すぐにリーグで注目を集めました。一方、ピアッツァはドジャースの主力捕手として活躍し、強力なバッティングでチームを牽引しました。彼は後に野茂の専属捕手としても知られるようになり、二人のコンビはドジャースの強さの象徴となりました。
2023年のワールドベースボールクラシック(WBC)では、ピアッツァがイタリア代表チームの監督を務めました。彼はイタリア系アメリカ人として、自らのルーツに基づいてチームを率いることを選びました。大会では、イタリアは日本と対戦し、野球の世界大会での対決が注目されました。この試合では、日本がイタリアを9-3で下し、準決勝に進出しました。
ピアッツァは、イタリアチームを初めて大会の第一ラウンドを突破させるなど、チームの指揮をとりましたが、結果的には日本の強さには及ばなかったという結果になりました。
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