メジャーリーグ・強いチームランキング
MLBの球団•どこが強い?
2025年・1月更新:
2025年1月現在、MLBの最新パワーランキングが発表され、各チームの戦力評価が話題となっています。オフシーズンの補強や選手の復調により、チームの順位には大きな変動が見られます。特に上位15チームは、開幕を前に優勝争いの有力候補として注目されています。本記事では、1位から15位にランクインした各チームの強みや課題、オフシーズンの動きなどを詳しく解説します。2025年シーズンを楽しむための予習として、ぜひご覧ください。
1位:ロサンゼルス・ドジャース
昨シーズンのワールドシリーズ王者であるドジャースは、2025年も強力な戦力を誇っています。彼らの成功の鍵となっているのは、選手層の厚さと積極的な補強です。
主な補強ポイント
- ブレイク・スネル投手の獲得
サイ・ヤング賞を2度受賞したスネルは、ドジャースの先発ローテーションにさらなる安定感をもたらします。
- マイケル・コンフォート外野手の加入
打線の厚みを増し、外野の守備力も強化。特に右投手相手での打率の向上が期待されています。
- 大谷翔平選手の復帰
昨年の怪我から復帰予定の大谷翔平選手は、投打の両面でチームに貢献する見込みです。特に投手としての復活が注目されています。
ドジャースは補強だけでなく、既存の戦力維持にも成功しており、シーズンを通じて高いパフォーマンスが期待されています。
金満球団に対する批判も
一方で批判も: 一部のファンや他球団は、ドジャースの成功を「資金力で買ったもの」と見なし、フェアでないと感じ「補強しすぎてつまらない」、「育成よりも補強頼み」と批判されることも。
MLBには「サラリーキャップ(年俸上限)」がないため、資金力のある球団は補強を続けられるが、小規模市場の球団(レイズ、アスレチックスなど)は対抗できない。
2位:フィラデルフィア・フィリーズ
フィリーズは2024年シーズンでポストシーズンに進出し、さらなる躍進を狙っています。彼らの特徴は、攻守にバランスの取れたチーム構成です。
チームの強み
- 強力な打線
主砲ブライス・ハーパーを中心に、若手のブライソン・ストットやアレック・ボームが台頭しています。
- 安定した先発陣
アーロン・ノラ、ザック・ウィーラーといったエース級の投手が揃い、ローテーションに信頼感があります。
フィリーズは大型補強こそ行わなかったものの、選手たちの成長が評価され、ランキング2位にランクインしました。
投手陣の強化
ヘスス・ルサルドの獲得: フィリーズは2025年シーズンに向けて、先発ローテーションを強化するためにヘスス・ルサルドを獲得しました。これにより、アーロン・ノラやザック・ウィーラーとともに、より強力な先発陣を形成しています。
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ザック・ウィーラーとの契約延長: 2024年3月、フィリーズはザック・ウィーラーと3年1億2,600万ドルの契約延長に合意しました。これにより、ウィーラーは2027年までチームに在籍することとなり、先発陣の安定性がさらに高まりました。
3位:ニューヨーク・ヤンキース
ヤンキースは常に注目される球団であり、2025年もその例外ではありません。今オフシーズンでは大型補強に成功し、再び上位争いに加わると予想されています。
オフシーズンの動き
- マックス・フリード投手を獲得
元アトランタ・ブレーブスのエースであるフリードの加入により、ヤンキースの先発陣は格段に強化されました。
- ポール・ゴールドシュミット内野手の獲得
打撃タイトルを何度も獲得したゴールドシュミットは、ヤンキースの打線に経験と安定感をもたらします。
- さらに、シカゴ・カブスからコディ・ベリンジャー外野手をトレード獲得。ミルウォーキー・ブルワーズからデビン・ウィリアムズ投手をトレードで獲得し、ブルペンの強化にも成功しました。
昨季はポストシーズンで惜敗したものの、これらの補強により今季はさらなる飛躍が期待されています。
4位:ニューヨーク・メッツ
メッツは昨季の不振を挽回するため、積極的な補強に踏み切りました。その中でも最も注目を集めたのが、フアン・ソト選手との大型契約です。
主な強化ポイント
- フアン・ソト選手の加入
ソトは現在MLBでも屈指の打者であり、彼の加入は打線全体の底上げに直結します。
- 投手陣の安定化
スターリング・マルテやエドウィン・ディアスといった選手が健康を取り戻し、投手陣の層が厚くなりました。
競争の激しいナ・リーグ東地区で、メッツがどのように順位を上げていくのか注目です。
5位:アトランタ・ブレーブス
ブレーブスは昨季リーグ屈指の勝率を誇りながらもポストシーズンで苦杯を喫しました。しかし、若手選手の成長と既存戦力の維持が評価され、引き続き上位にランクインしています。
注目選手
- ロナルド・アクーニャJr.
MVP選手として、攻撃面での柱となっています。
- 若手選手の台頭
オースティン・ライリーやスペンサー・ストライダーなど、若手選手のさらなる成長が期待されています。
6位:ヒューストン・アストロズ
近年の強豪チームとして知られるアストロズは、2024年もプレーオフ進出を果たし、競争力を維持しています。特に打線の層の厚さが目立ちます。
強み
- アルトゥーベやブレグマンを中心としたベテラン勢
長年チームを支えてきた主力選手が健在であり、彼らの経験は大きな武器です。
- 若手選手の台頭
カイル・タッカーやジェレミー・ペーニャがさらなる成長を見せ、攻守両面で期待されています。
課題
- 投手陣にやや不安があるため、先発投手の安定がカギとなります。
7位:トロント・ブルージェイズ
ブルージェイズは若い才能が集結したチームで、攻撃力が際立っています。昨シーズンは期待を下回る結果となりましたが、2025年はさらなる成長が期待されています。
注目ポイント
- ウラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェット
チームの中心選手であり、攻撃面でのリーダーシップを発揮しています。
- 補強による投手力強化
今オフには先発陣を補強し、ブルージェイズの弱点であった投手陣の課題解消が期待されています。
8位:テキサス・レンジャーズ
2024年のワールドシリーズを戦い抜いたレンジャーズは、優勝には届きませんでしたが、十分な戦力を誇っています。特に投手陣の層の厚さが評価されています。
強み
- ジャコブ・デグロムの復帰
昨年はケガで離脱していましたが、健康を取り戻した彼の存在は大きいです。
- 攻撃陣のバランス
コーリー・シーガーやマーカス・セミエンなど、信頼できる選手が揃っています。
9位:サンディエゴ・パドレス
2024年の期待を下回る結果に終わったパドレスですが、今季は再起を図っています。特にスター選手の活躍が求められています。
注目選手
- フェルナンド・タティスJr.とフアン・ソト
リーグ屈指の攻撃力を誇る2人のスターが健在です。
課題
- チーム全体の安定性が不足しており、選手間の連携や投手陣の復調が鍵となります。
10位:シアトル・マリナーズ
2024年のシーズン終盤に勢いを見せたマリナーズは、若い選手が中心となったチームです。ポストシーズン争いに再び加わることが期待されています。
強み
- フリオ・ロドリゲス
チームの未来を背負うスター選手であり、攻撃力の中心です。
- 投手陣の安定感
先発陣にはロビー・レイやルイス・カスティーヨなどの信頼できる選手が揃っています。
11位:タンパベイ・レイズ
レイズは小規模な市場ながらも独自の戦略で成功を収めるチームとして知られています。特に選手育成やデータ分析を駆使したチーム編成が特徴的です。
注目ポイント
- 若手投手陣の成長
シェーン・マクラナハンやタイラー・グラスノーがチームの柱となっています。
- ユーティリティ性の高い選手たち
ブランダン・ロウやワンダー・フランコなど、複数ポジションを守れる選手が多く、柔軟な戦略が可能です。
課題
- 限られた資金の中で、いかに選手層を厚くするかがカギとなります。
12位:シカゴ・カブス
カブスは近年復調の兆しを見せており、2025年シーズンにはさらなる上位進出が期待されています。
強み
- 補強の成功
ベテラン選手と若手のバランスを考慮した補強が評価されています。
- 攻撃陣の底上げ
コーディ・ベリンジャーやニコ・ホーナーといった選手がチームの得点力を支えています。
課題
- 投手陣の層が薄いため、先発・リリーフの安定性が求められます。
13位:ミルウォーキー・ブルワーズ
ブルワーズは堅実な投手陣が武器のチームであり、特に若手投手の台頭が目立っています。
注目選手
- コービン・バーンズ
サイ・ヤング賞投手であり、先発陣の中心的存在です。
- デビン・ウィリアムズ
クローザーとしてリーグトップクラスの活躍を見せています。
課題
- 攻撃面での改善が必要であり、特に打線の一貫性が課題です。
14位:ミネソタ・ツインズ
ツインズは2024年シーズンに地区優勝を果たした実績を持つチームで、今季もポストシーズン進出が期待されています。
強み
- バランスの取れた打線
カルロス・コレアやバイロン・バクストンが中心となり、攻撃面での安定感を見せています。
- 投手陣の層
パブロ・ロペスやジョー・ライアンといった信頼できる先発投手が揃っています。
課題
- ケガ人の多さがチームの安定性を阻害しており、選手の健康管理が重要です。
15位:アリゾナ・ダイヤモンドバックス
2024年シーズンのポストシーズンでサプライズを起こしたダイヤモンドバックスは、若手選手が多いフレッシュなチームです。
注目ポイント
- 若手スターの成長
コービン・キャロルやガブリエル・モレノがチームの未来を担う存在として注目されています。
- 投手陣の充実
ザック・ギャレンやメリル・ケリーといった投手がチームの柱です。
課題
- 若いチームであるため、経験不足が試合終盤や大事な場面での弱点となる可能性があります。
16位:ボストン・レッドソックス
レッドソックスは名門チームとしてのプライドを維持しつつも、ここ数年は結果が伴わないシーズンが続いています。2025年は復活を目指す重要なシーズンとなるでしょう。
強み
- ラファエル・デバースを中心とした打線
デバースはチームの中核を担うスター選手であり、得点力を引き上げるキーマンです。
- 補強で投手陣を強化
ベテラン先発投手を加え、ローテーションの安定を図っています。
課題
- リリーフ陣の不安定さが課題で、特に試合終盤での失点を抑えることが重要です。
17位:シンシナティ・レッズ
レッズは2024年シーズンに多くの若手選手が台頭し、再建モードから抜け出しつつあります。2025年はさらなる成長が期待されます。
注目ポイント
- エリー・デラクルーズの存在
若手スターとして注目されており、攻撃力と守備力の両面でチームを支えています。
- 攻撃的な打線
チーム全体で長打力を持ち、攻撃面でのポテンシャルが高いです。
課題
18位:シカゴ・ホワイトソックス
ホワイトソックスは昨季の成績が振るわなかったものの、選手層の厚さは健在です。チーム内の調整が進めば、再びポストシーズン進出が狙える位置にいます。
強み
- ルイス・ロバートJr.の成長
チームの攻撃の核として、さらなる進化が期待されています。
- 若手投手陣の台頭
ディラン・シースやマイケル・コペックなど、先発陣が整っています。
課題
- チーム内での一貫性の欠如が指摘されており、全体的なパフォーマンスの向上が必要です。
19位:サンフランシスコ・ジャイアンツ
ジャイアンツは近年、チーム再編を進めており、2025年も過渡期のシーズンとなるでしょう。ただし、若手選手が成長し始めており、注目が集まっています。
注目ポイント
- ケイシー・シュミットなどの新星選手
内野を中心に、将来性の高い若手選手が揃っています。
- 投手陣の安定感
ローガン・ウェブを中心とした先発ローテーションが強みです。
課題
- 打線に大きな課題があり、得点力を向上させる必要があります。
20位:ピッツバーグ・パイレーツ
パイレーツは再建モードが続いていますが、若手選手の成長が目立つチームです。2025年はさらなる飛躍を目指します。
注目選手
- ブライアン・レイノルズ
チームの主力として攻撃の中心を担っています。
- 新世代のスター候補
ヘンリー・デービスやキー・ブライアン・ヘイズなど、将来が期待される選手が台頭しています。
課題
- 投手陣と打線の両面でまだ経験が不足しており、安定性を高めることが必要です。
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終わりに
2025年シーズンのMLBは、戦力の充実したチームが揃い、例年以上に熾烈な争いが予想されます。ランキング上位に名を連ねるチームはもちろんのこと、中位にランクインしたチームもポストシーズン争いのダークホースとなる可能性を秘めています。また、各チームの補強や選手の成長がどのようにシーズンに影響を与えるのかにも注目です。シーズンが進むにつれて、新たなスター選手や驚きのドラマが生まれることでしょう。開幕を心待ちにしながら、これらのチームの活躍を追いかけてみてはいかがでしょうか?