オリオールズ・本拠地

ボルチモア・オリオールズの本拠地 – オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ

ボルチモア・オリオールズ（Baltimore Orioles）は、アメリカ・メジャーリーグ（MLB）のア・リーグ東地区に所属する歴史ある球団で、本拠地はアメリカ東南部、メリーランド州ボルチモアにある「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ（Oriole Park at Camden Yards）」です。この球場は、近代的な設備とクラシックな雰囲気を見事に融合させた、MLBでも特に人気の高いスタジアムの一つです。この記事では、オリオールズの本拠地とその魅力について紹介します。

ボルチモアとは？

ボルチモアは、アメリカ東海岸のメリーランド州に位置する都市で、ワシントンD.C.から車で1時間ほどの距離にあります。歴史的な港町として栄え、文化とスポーツが根付いた街です。オリオールズは、このボルチモアを代表するスポーツチームであり、地元住民に愛され続けています。

球団名の「オリオールズ」は、メリーランド州の州鳥である「ボルチモア・オリオール（Baltimore Oriole）」に由来しています。

オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ

1992年に開場した「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」は、ボルチモアのダウンタウンに位置し、MLBの中でも象徴的な存在となっています。それまでの無機質な巨大スタジアムとは異なり、伝統的な野球場の雰囲気を取り戻すことを目指して建設されました。

1. クラシックとモダンの融合

オリオール・パークは、古き良き「ボールパーク」のデザインを取り入れながらも、最新の設備や観戦環境を提供しています。そのため、伝統的な野球ファンから新しい世代のファンまで、多くの人々に愛されています。

2. ブリューワーズ・ヒル・ウェアハウス

球場の象徴的な背景となっているのが、左翼側にそびえる「ブリューワーズ・ヒル・ウェアハウス」です。この歴史的な建物を球場のデザインに取り入れたことで、カムデン・ヤーズは他にないクラシックな雰囲気を醸し出しています。

3. 絶好の観戦環境

オリオール・パークは、どの座席からもフィールドが見やすいように設計されており、選手との距離感が近いのも魅力です。また、フィールドには天然芝が使われており、スタジアム全体が美しい景観を提供します。

4. ユニークな食文化

ボルチモアはシーフードが有名な街で、球場内でも「クラブケーキ（カニのケーキ）」や地元の料理を楽しむことができます。また、地元のクラフトビールやスナックも人気で、試合観戦のお供として最適です。

観戦時の楽しみ方

オリオール・パークでの試合観戦は、単なる野球観戦にとどまらず、以下のような楽しみが満載です。

• ボールパークツアー
  オフの日には、スタジアムの裏側を見学できるツアーが開催されており、選手用のベンチやロッカールームなどを間近で見ることができます。
• 「EUTAW STREET（ユータウ・ストリート）」
  球場内にあるユータウ・ストリートは、オリオールズの歴史を感じられる散策スポットです。ホームランがこの通りに飛び込むと、地面に特別なプレートが設置されるため、ファンはこれを探すのも楽しみの一つです。
• シカゴ・ホワイトソックスとのライバル関係
  オリオールズのファンは熱心で、ライバルチームとの対戦では球場全体が一体となって応援し、迫力ある雰囲気を楽しめます。

アクセスと周辺情報

オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズは、ボルチモアのダウンタウンに位置しているためアクセスが非常に便利です。周辺には観光名所「インナーハーバー」があり、試合前後に港の散策や食事を楽しむことができます。

最寄りの交通機関は「Light Rail（ライトレール）」で、ボルチモア市内や近郊から簡単にアクセス可能です。また、車での来場者向けの駐車場も完備されています。

まとめ

「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」は、ボルチモア・オリオールズの歴史と伝統が息づく美しい球場です。クラシックな外観と現代的な観戦環境が融合し、ファンにとって特別な体験を提供してくれます。ボルチモアを訪れる際は、ぜひこの球場でオリオールズの試合を観戦し、地元の文化とスポーツの魅力を堪能してください