2026年3月に開催予定の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、史上最高の注目を集める大会となること間違いなし。アーロン・ジャッジをキャプテンに迎えるアメリカ代表、前回王者・日本代表の連覇挑戦、そしてドミニカ、韓国、ベネズエラといった強豪国が、野球世界一を懸けて激突します。
この大会の裏で重要なポイントとなるのが、「選手登録枠」のルールです。
どの選手が出場できるのか、試合中に選手の入れ替えは可能なのか――?
本記事では、2026年大会の最新状況を踏まえた「WBC登録枠」、「WBC選手登録制度」について詳しく解説していきます!
WBCは、MLB(メジャーリーグ機構)とMLB選手会、そして各国の野球連盟(日本はNPB)が共同で開催する“世界最高峰の野球国際大会”です。プロ野球選手のみならず、アマチュア選手も代表に選ばれる可能性があり、非常に開かれた制度が採用されています。
ただし、開催期間が短い(約3週間)、各国リーグのシーズン前に実施されるという性質上、選手の健康やチームの戦略への影響を最小限に抑える必要があります。そのため、独自の「選手登録ルール」が設けられています。
各国は、大会の約1か月前に**最大50名の暫定登録選手(候補)**を提出します。この中に最終登録メンバーが含まれていなければなりません。
開幕の約2週間前に、30人の最終登録選手が公式に発表されます。ですので、WBCにおける選手の登録枠は30人ということになります。これが大会本番で実際に出場するメンバーです。
大会期間中の選手入れ替えには、特別なルールがあります。
これは特にMLB選手の調整不足を補うための仕組みであり、チームごとに戦略の差が表れやすいポイントです。
2023年大会以降、WBCの運営面ではより柔軟性と選手保護が意識されるようになっています。以下に主要な変更点をまとめます。
項目 | 2023年大会 | 2026年大会(予想・一部確定) |
---|---|---|
暫定登録枠 | 最大50人 | 継続 |
最終登録数 | 30人 | 継続 |
準々決勝以降の入れ替え | 最大15人 | 継続(さらに手続きの迅速化が図られる予定) |
起用制限 | MLB投手の登板間隔など厳格化 | 継続、ただしAI活用によるデータ管理強化の試みも |
栗山英樹監督の後継者として注目される新監督のもと、日本代表は前回王者として2026年大会に臨みます。
以下のような構成になる可能性が高いです:
大谷翔平の出場に関しては、手術後の回復状況とMLB球団の意向が鍵を握ります。
WBCの選手登録制度は、単なる事務手続きではなく、各国の戦略・文化・野球観が色濃く表れる重要なルールです。特に2026年大会では、AIやデータ分析の活用、MLB球団との調整の巧拙が勝敗に直結するでしょう。
観戦する際は、登録選手の選出や入れ替えの背景にも注目してみてください。野球の奥深さが一層感じられるはずです!