カリフォルニア州ロサンゼルス – 2025年2月14日:
ロサンゼルス周辺地域で、過去最悪級の大雨が降り続き、洪水と土石流のリスクが急激に高まっています。特に、先月の山火事で被害を受けた地域では、土壌の保水能力が著しく低下しており、深刻な土石流の危険が指摘されています。これにより、多くの住民が避難を余儀なくされており、当局は最大限の警戒を呼びかけています。
注)当ページの写真はイメージです。
国立気象局(NWS)は、ロサンゼルス郡を含む南カリフォルニア一帯に洪水警報を発令。すでに複数の地域で道路の冠水、住宅への浸水、土砂崩れが発生しており、当局は住民に対し 「避難命令が発令された場合は直ちに従い、高台へ避難するように」 呼びかけています。
今回の大雨による影響で、ロサンゼルス国際空港(LAX)でも多数のフライトが遅延またはキャンセルされ、交通機関にも大きな混乱が生じています。さらに、一部の主要道路では通行止め措置が取られ、市内の移動が著しく困難になっています。
特に深刻な影響が懸念されているのは、パシフィック・パリセーズ、ハリウッド・ヒルズ、アルタデナ などの地域です。これらのエリアでは、近年の山火事により地表の植生が失われ、雨水が地中に浸透しにくい状態になっています。
2018年1月には、カリフォルニア州モンテシートで同様の状況下で土石流が発生し、 23人が死亡し、100以上の住宅が破壊される大惨事 となりました。専門家は今回の降雨パターンが当時と類似している点を警告しており、十分な警戒が必要とされています。
ロサンゼルス市長カレン・バス氏は、洪水および土石流のリスクが高い地域に住む住民に対し、
特に、近年の異常気象により極端な天候が増えているため、住民は今後もこのような災害に備えた計画を立てることが求められています。
気象予報によると、今後数時間以内にさらに強い雨が降る可能性があり、状況が悪化することが懸念されています。専門家は、今後48時間以内に洪水と土石流の発生がピークに達すると予測しており、今後の気象条件によっては更なる災害が発生する可能性があります。
ロサンゼルスを含む南カリフォルニアは通常、降水量が極端に少ないことで知られていますが、近年の異常気象により極端な天候が増加しており、今後も同様の事態が発生する可能性が高いとされています。特に、気候変動の影響が指摘されており、専門家の間では長期的な対策が必要だとの声も上がっています。
今後も最新情報をお伝えしていきます。安全を最優先に行動し、万が一に備えてください。