ローマ法王はなぜいつも白い服を着ているのか

ローマ教皇が着ている白い服の理由

ローマ法王は、純潔と謙遜の象徴として白を身に着けています。ローマ法王が白衣を着用する伝統は、16世紀にローマ法王ピウス5世が伝統的な赤と金の法衣の代わりに白衣を着用することを決定したことに始まります。白は、純潔、無垢、そしてカトリック教会の指導者として教皇に求められる気品のある状態を象徴しており、白を選んだことには大きな意味があります。

また、白衣を着用することで、教皇は公の場で目立つことができ、一目でわかるようになり、教会内の継続性と伝統の感覚を伝えることができます。ただし、聖金曜日には、キリストの血を象徴する赤い服を着たヨハネ・パウロ2世のように、この伝統に例外があることは知っておく必要があります。しかし、伝統的なローマ法王の服装は、何世紀にもわたって白を基調としたものでした。

ローマ法王に関する豆知識

1. ローマ法王(教皇)は、ローマの司教であり、10億人以上の会員を持つ全世界カトリック教会の指導者です。
2. 法王・教皇(Pope)という言葉は、ラテン語で “父 “を意味する “papa “に由来しています。法王はしばしば聖なる父と呼ばれるます。
3. ローマ法王は、イエス・キリストの12使徒の一人であり、ローマの初代司教であった聖ペテロの後継者と考えられています。
4. 法王の公邸はバチカン市国の使徒宮殿であり、世界で最も小さな独立国です。
5. 法王は、1929年に独立した都市国家として設立されたバチカン市国の国家元首でもあります。
6. 法王は、典礼の司式や聖人の列福など、さまざまな儀式的役割と責任を担っています。
7. 法王は、白いカソック、ズッケトと呼ばれるスカルキャップ、モゼッタと呼ばれる赤いマントなど、独特の服装で知られています。
8. 法王の旗は、黄色と白で、法王庁の紋章が描かれています。
9. 歴史上266人の法王が存在し、2013年からはフランシスコ法王が現在の法王です。