日本を出港後の仕向地の港に入港するまでのport-to-portの主要都市への船便の所要日数です。(東京・横浜港発の場合)
通常船便は1週間に1便の場合が多いのでそのことを考慮したうえでの所要日数の算出のためにはプラスおおよその数日から約1週間を見込んでください。また日本側での通関は出港日の約5日から1週間前に済ます必要がございますので、実際集荷してから現地の港に着くまでの所要日数を算出するためにはさらに10日から16日程度を最低でも見込んでください。
アメリカ合衆国(本土)
Los Angeles 11
Chicago/Seattle 22
New York 27
Other 12-30
カナダ
ヨーロッパ (イギリス・フランス・ドイツ・ハンガリー・オランダ他)
Southampton 41 (イギリスの主要港)
Hamburg 36
Le Havre 38 (フランスの主要港)
Paris 45
Rotterdam 40
Vienna 50
Budapest 50
Piraeus 34
Gothenburg 45
オーストラリア・ニュージーランド
Sydney 21
Melbourne 23
Brisbane 25
Auckland 27/30
Wellington 35
Christchurch 35
Fremantle 30
アジア (中国・台湾・シンガポール・マレーシア・インド他)
Hong Kong 5
Keelung 3/5
Singapore 7
Bangkok
10
Jakarta 9/14
Incheon 4
Busan 4
Port Kelang 8
Dailian 7
Xiangang 8
Shanghai 4
Qingdao 4
Ningbo 3
Xiamen 8
Madras 18
Cittagong 20
Karachi 18
New Delhi 39
南アメリカ・中央アメリカ (ブラジル・ペルー・アルゼンチン他)
Santos 36
Buenos Aires 39
Rio de Janeiro 50
Mexico City 19
南アフリカ
Durban 33
Johannesburg 35
注)現地、港に入港後もコンテナーを船から積み下ろし所定のContainer YardやContainer Freight Station(ターミナル)まで移動され、通関可能な状態になるまでには通常数日かかります。
船の出港の約3-5日前にコンテナーに積み込まれます。
上記日数は参考のための標準的な航海日数を示したものであり、特定の所要時間内での現地到着を保証するものではございません。書類不備または、通関の遅れ、船の航行の遅れその他の諸事情により日数がかかる場合がございます。
海外引越し
の場合、ご自分で税関行かれて通関をして、倉庫にお荷物を引き取りに直接行かれる場合は、通常同日内(早い場合では数十分)で済む場合が多いです。
但し、検疫や税関の検査あるいはオーストラリアなどでくん蒸処理されることになった場合は同日の引き取りが困難な場合もございます。
通関を通関業者に依頼される場合、海外引越し貨物の場合ですと(通関可能な状態になってから)数日から1週間ぐらいは最低でもかかるかと思われます。
アメリカ合衆国のニューヨークやボストンなどの東海岸の都市およびデンバー、シカゴ、アトランタ、ダラス、オレゴン州ポートランドなどの内陸、西海岸各都市は全てカリフォルニア州のロサンゼルス経由のサービスとなります。
鉄道やトレーラーによる運送となりますが、このような船舶および陸送を組み合わせたサービスはMLB(ミニランドブリッジ)と呼ばれるMultimodal Transportation(複合一貫輸送の)ひとつです。
船便は時間がかかると思い込まれ気味ですが、ご覧頂けます通り一旦船が航行し始めますと方面によっては所要日数は意外と短いものです。
アメリカの西海岸ロサンゼルスやカナダのバンクーバーまでですと11日から12日、中国ですと1週間前後、アジアの中でも少々距離があるシンガポールでも7日と意外と短いものです。遠方のヨーロッパのイギリス、フランス、ドイツといった国の主要港までは5,6週間ほど。地球の裏側にあるブラジルやアルゼンチンといった国で40日から50日くらいかかります。
世界的なコンテナ需要の急激な増加および各港施設やトラック運送に必要な労働力不足などに起因する港でのコンテナの停滞が深刻化しコンテナ輸送に大幅な遅延が生じています。
世界的なコンテナ不足・遅延に関しましてはニュースなどですでご覧になりご存じの方が多いのではないかと思います。
アメリカ合衆国の場合、3から8週間くらいの遅れが生じています。コンテナ船がロサンゼルスの港に到着後接岸するのに数日から1週間ほどかかっており数十隻から100隻を超えるコンテナ船が沖合で待機をしているといった状況です。
オーストラリア・ニュージーランド・ヨーロッパ方面はおおむね3から6週間くらいの遅れが生じています。
カナダ方面は状況がさらに厳しく7週間から12週間くらいの遅れが生じていましたが12月に起きたバンクーバー港付近での洪水の影響を受けバンクーバー向けでも7週間越えの遅れが生じ、トロントなど内陸向けは洪水の影響で鉄道などの陸上輸送が寸断されたためさらなる遅延が見込まれます。